植物を通して結ばれた二人のラブストーリー
岩田剛典さんと高畑充希が演じたラブストーリーです。主人公は日下部樹と河野さやかです。樹がある夜、さやかのマンションの前でお腹を空かして倒れているのです。樹は、さやかに「僕を飼ってくれますか」と尋ねます。さやかは「あなた犬じゃあるまいし」と笑いながら樹を一晩泊めます。その翌日、樹は美味しい朝食を作ってくれます。久しぶりの手料理にさやかは感動して涙してしまい、樹にずっといるように提案します。樹は、「じゃあ半年間お世話になっていいですか」と質問すると、さやかはそのことを受け入れます。そこから二人の同居生活が始まります。樹は、毎日さやかのために美味しい料理を作ります。そんなある日、樹はアルバイトを始めたのです。その後、そのお金で自転車を購入しさやかにプレゼントします。それから二人の狩活動が始まります。それは、河原に行って食べられる野草を見つけて収穫することです。あまりの植物の詳しさにさやかはびっくりします。その野草を使った料理に、さやかはびっくりします。
ある日、さやかの会社の飲み会があり、同僚の男性先輩がさやかの最寄り駅まで来てしまいます。それを駅で待っていた樹は、嫉妬するのです。その晩は、喧嘩となるのですが、「ただの同居人ですから」と心にもないことをさやかは口にします。恋心をひたすら抑えていたさやかは、そのことを樹に伝えるのです。酔っぱらった発言だからわすれてというさやか。「引き金引いておいて都合のいいこと言うなよ」言う樹は彼女を抱き寄せます。
いよいよ同居生活の終わりとなる半年後は、さやかの誕生日でした。樹はさやかに手作りのケーキをプレゼントします。しかし、翌日樹は姿を消してしまいます。その一音語には、さやかに誕生日プレゼントが届き、その差出人は日下部樹。そしてその本の著者も日下部樹なのです。さやかはネットで検索しました。すると、本の出版パーティーがその日であることを知り、さやかはタクシーを拾って会場へ向います。そこで、樹の父親が有名な華道家の登来柳明であることも知ります。樹はスピーチをするのですが、さやかは途中まで聞いて帰ってしまいます。有名な父親を持つ息子は自分には相応しくないと感じたのです。家に帰ると、樹がいて「自転車まだある?」と聞き、自転車があることを知ると二人でいつもの河原に行きます。そこで、樹はさやかがパーティーに来ていたことを知るのです。樹は、さやかに「スピーチ最後まできくれた?」と質問します。実は、スピーチの内容は、後半はさやかに対する感謝の言葉だったのです。そこで、気持ちを確かめ合った二人は、口づけを交わします。
ここからは、エンディングロールとなりますが、エンディングロールの中でも物語が進みます。さやかの薬指には結婚指輪が光っているのです。そして、かつてのように美味しそうに樹が作ったお弁当を食べるさやかの姿が描かれています。