じゃあ、君の代わりに殺そうか?

じゃあ、君の代わりに殺そうか?

『じゃあ、君の代わりに殺そうか?』(じゃあ、きみのかわりにころそうか?)とは、秋田書店の『別冊ヤングチャンピオン』にて2018年12月号から2025年12月号まで連載された、原作を蔵人幸明、漫画を榊原宗々が手掛けた漫画作品である。単行本は全12巻。「戦慄の親友サスペンス」と称される緊迫感のあるストーリーが特徴であり、スピンオフ作品として『どこでもヤングチャンピオン』で連載中の『〜プリクエル【前日譚】〜』や、本編完結後の短期集中連載である『Epilogue』なども展開されている。
物語の主人公である高校1年生の藤倉優馬(ふじくら ゆうま)は、中学時代から同級生の西野グループから壮絶ないじめを受けており、ラジオへのネタ投稿だけを生きがいに日々を耐え忍んでいた。ある日、クラスメイトの雨里涼(あめざと りょう)が優馬をかばったことをきっかけに二人は急接近し、同じラジオのリスナーであることも相まって固い友情で結ばれるようになる。しかし、涼が優馬を苦しめていた加害者たちに対して暴行を加えたり、西野を自宅の地下室に監禁したりしていることを知った優馬は、予想もしない狂気とさらなる地獄の渦へと巻き込まれていくこととなる。人間の歪んだ心理や狂気を帯びた友情を描いたサスペンス作品である。

osuna3のレビュー・評価・感想

じゃあ、君の代わりに殺そうか?
9

友情とホラーサスペンスが味わえます

典型的ないじめといっても、男子同士ってすごく過激な体を傷つけるようないじめをあんな平気でやるなんてと驚いた反面、ここからタイトル見たくなるにはどうするのだろうと思ってページをめくっているうちに、放送作家を目指してハガキ職人をやっている男子高校生の優馬が心を他に逃して必死に耐えていたいじめから助けてくれたのが、周りから好かれそうな好青年の雨里だったことで、嗚呼ここから友情の話なのかなと思って読んでいました。
けれど、一見救世主に見えた友人、雨里が一番危険な人物だったことが徐々に判明するのですごく面白い展開になってきました。いじめてきた西野たちから優馬を救うだけでなく、仲間をやり返して、西野を監禁しているなんて衝撃的な展開で少し怖くもなりました。それを優馬に教える時に見せた西野の指のシーンはゾッとしました。そこから優馬は怯えながらも、これからも雨里と友人でいたいから西野と話し合ってなんとか解決しようとしたら、西野は西野で怒り心頭で聞く耳持たず、縛られていた手錠を外して優馬に襲いかかってしまうことで、雨里に内緒で西野と話し合おうとしたことがバレてしまうなんて思ってもみなかったので、ここの話は本当にドキドキハラハラする展開でした。
これからどんどん地獄に落ちてしまう展開に怖くなりつつも面白いのでおすすめです。