学年ビリのギャルが、偏差値を40もあげて慶應大学に現役で合格した話
有村架純さんが主役を勤めたビリのギャルが慶應大学に合格した話です。主人公となるさやかちゃんは、小学生の頃から友達に馴染めず孤独でした。しかし、さやかちゃんがある私立中学校を目指すようになります。母親だけがいつも応援してくれて、金銭的な面についても母のサポートを受けていました。一方、父親は息子をプロ野球選手にすることしか頭にない頑固オヤジです。さやかは無事に私立中学に合格します。彼女の堕落はそこから始まりました。エスカレーター式で大学までいける学校だったので、全く勉強しなかったのです。仲の良い友達もでき、楽しい毎日を送っていました。高校時代に、さやかがタバコを持っていることが教師にバレます。教師は友人も吸っていたのではないかと疑い、誰が吸ったのかを問いただしますが、さやかは口をわりません。その事件のせいで、彼女は停学処分となります。
そんな時、さやかは母の勧めで塾に行ってみます。そこで出会ったのは、落ちこぼれに対して理解のある坪田先生でした。坪田先生は、最初の面接時に「志望校決めちゃおうか、なんなら慶応なんてどう?」と勧めてきます。さやかは志望校を書く書類に「ケーオー」と書きました。自宅に戻りさやかは、母親に慶應大学に行くと伝えます。しばらくは、友人たちとの遊びを継続しながら受験勉強を進めますが、友達たちの配慮により、さやかが慶應大学に合格するまで遊ばないと伝え、さやかは嬉しくて涙ぐみます。しばらくするとさやかの停学は空けますが、塾通いと毎日の深夜までの勉強で学校では寝てばかり。母親が呼び出され厳重指導を受けますが、母親は「さやかはいつ寝たら良いのでしょうか」と先生を説得しさやかは担任公認にて授業で寝ることができました。しかし、担任は許しているわけではありません。教師との口論の末に、クラス全員の前で、「さやかは慶応にいく」と宣言するのです。さやかは塾に行く回数を増やして勉強を頑張ります。
そして、いよいよ受験です。滑り止めの学校の受験の際には大雪となってしまいましたが、さやかに全く興味がなかった父親が車を出してくれて無事合格します。その後、慶応は二つの学部を受けました。一つ目の学部では、試験直前に坪田先生からもらった合格祈願のコーヒーを飲み、お腹の調子を悪くしてしまいます。すっかり落ち込む、さやかなのですが、次の日も慶應大学の試験です。その学部は、さやかな苦手な小論文の試験もあり、本人は受かるわけがないと思っていました。慶應大学の合格発表のの日には坪田先生が心配そうな顔で、さやかからの連絡を待っています。先に一つ目の学部の発表があり、落ちてしまいます。電話で坪田に対して「さやかダメだった」と語ります。翌日は、別の学部の発表でした。合格結果はパソコンで見れるのですが、その結果を見たさやかは、坪田の元に走ります。実は、彼女は合格していたのです。東京出発の日には、蟠りのあった父親とも和解し、ハッピーエンドとなりました。