耳が聞こえない青年と内気な女子高生のラブストーリー
この映画は、2007年に公開された邦画で、小出恵介さんと成海璃子さんが演じる甘く切ないラブストーリーです。ドリームズカムトゥルーの主題歌もこの映画にマッチしています。主人公は過去のトラウマにより人付き合いが苦手な女子高校生のリョウと耳が聞こえず喋れないリサイクルショップに勤めるシンヤです。ある日、リョウはおもちゃの携帯電話を拾います。その後、おもちゃの携帯電話の呼び出し音が聞こえるようになります。電話に出るとシンヤでした。彼は喋れないはずなのに、その電話ではしゃべることができました。二人が通話を重ねるごとに、おもちゃの携帯は要らず、心の中だけで会話できることを知ります。また、二人の間には1時間の時差があることも知ります。
ある日、シンヤはリョウに電話デートを申し込みます。デートの行き先は鎌倉です。そのデートの最後の目的地はリサイクルショップで、そのショップにはあらかじめシンヤが預けていた中古のラジカセがありました。深夜は、リョウに声を吹き込んで送って欲しいと頼みます。シンヤはおばあちゃんにその吹き込まれた声を聞いてもらい手話で解説してもらい喜びました。
とうとう、シンヤとリョウは実際に会うことになります。しかし、その時に事件は起こるのです。待ち合わせの場所で、リョウは車に轢かれそうになるのです。それを助けたのがシンヤで彼は代わりに命を落としてしまいます。命を落とす前にシンヤは、手話をします。その時は、手話を知らないリョウは、意味がわかりませんでした。その時に、彼女はシンヤとの間に1時間の時差があることを思い出します。1時間前のシンヤに電話をして彼を助けようとします。しかし、結果は同じでした。リョウはシンヤの実家を訪れ、シンヤの祖母とあい、彼の最後の手話のメッセージが「君はひとりじゃない」という意味であったことを知ります。