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猿の惑星
この映画を見た時の、感動とショックは今もなお心の奥深くに残って消えることがない。宇宙を飛行中の船が故障してある星に不時着した。3人の飛行士が外に出てみると空気もあり植物も豊富で、探検に出たのだがいきなり騒ぎが始まり、なんと人間が逃げてくるではないか。3人がさらに驚いたのは、人間を追っているのがなんと馬に乗ったゴリラだということ。3人も必死で逃げようとするのだが抵抗むなしく捕まってしまう。なんとその星は猿が支配する恐るべき星だったのだ、地球とはまるで逆で人間が猿に支配されている。戸惑いそして恐怖におののく3人なのだが、猿の中にも階級があるらしく、1番偉いのがオランウータンで、2番目がチンパンジー、一番下がゴリラだとわかる。人間はその下、下の下の奴隷同然。主演はチャールトン・ヘストン、当時この手の作品にハリウッドのスーパースターが出るということは画期的な出来事だった。まさかオスカー俳優が出るとは。世界中の映画ファンも驚き拍手を送った。映画の内容や特殊メイクのすごさも賞賛された。監督はフランクリン・J・シャフナー。音楽は映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミス。まれにみる名作。