悲しすぎる
とても重い話でした。映画館で見たあと、ほとんどの人がズーンと沈んでいたのが印象的です。
ジョーカーとは、かの有名なバッドマンのジョーカーのことです。彼がどのようにして、ジョーカーになってしまったのかが描かれています。
やはり貧乏というのは、人の気持ちをものすごく荒んだものにするなと思いました。ある発作が起こるのに、薬も買えない、皆を笑っていないのに変なとこで笑っちゃう、バラエティに出れたと思ったのに、とかいろいろ上手くいかないことばかりで、心の支えも実は幻想で、、、なんて狂わない方がおかしいです。
彼はジョーカーになって、幸せなのでしょうか。バッドマンのジョーカーはとても楽しそうで、何も考えなしにただ、偽りなく悪って感じですが、このジョーカーの生い立ちを見てると、心の奥底では楽しんでないのかなと思ったり、いやもう吹っ切れたのかなと思ったり、いろいろ考えさせられます。
なんか、ジョーカーに肩入れしてしまう人が増えそうな映画です。その点ではとても怖い映画で、悪に染まる人が増えたら嫌だなと思います。あと、バッドマンは、本当にいい人なので、ジョーカーを追い詰めた政治家の名前がウエインというのはどうなんでしょうか。バッドマンと別人なのかもしれませんが気になります。