期待を裏切らない音楽
「くるり」というバンドはデビューから現在に至るまで音楽の毛色が幅広く、アルバム毎に違った世界を味わせてくれます。
その背景としてはバンドメンバーが何回も変わることがあったり、オーケストラとコラボレーションしたりと音楽への追求、挑戦し続ける姿勢にあるのではないでしょうか。
彼らの故郷である京都では毎年くるり主催のイベント、京都音楽博覧会が開催されています。日本のアーティストのみならず、海外のコアなアーティストも呼ばれ幅広い音楽のジャンルを楽しめます。くるりの音楽の幅広さを体現するようなイベントだと感じることもありました。
くるりを知らない人もいますが、CMやみんなのうた、映画の主題歌などにも起用されており一度は曲を耳にしたことがあるのではないでしょうか。メジャーな曲ももちろん素晴らしいのですが、マイナーな曲も耳に残る名曲がいくつもあります。歌詞を追っていくと情景が浮かびあがることで共感しやすかったり、胸を打ちます。
ボーカルの語りかけるような歌い方もストレートに響く歌い方も心地よいです。その表現力がボーカルのみならず、くるり全体の大きな魅力の一つだと思います。一曲を聞いていると想像以上にどんどん広がっていく音に胸が踊ります。
一度ゆっくりと聞いてみて欲しいアーティストです。