BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

『BLACK LAGOON』は、作者の広江礼威(ひろえ れい)が月刊サンデージェネックスで連載中のガンアクション漫画、およびそれらを原作とした小説・アニメ作品。裏社会の人間が闊歩する犯罪都市・ロアナプラに放り込まれた日本の商社マン・岡島緑郎ことロックは、運び屋の一員となり荒事を請け負うようになる。

konta920e7のレビュー・評価・感想

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン
10

洋画好き必見!BLACK LAGOONの見どころ

「BLACK LAGOON」は広江礼威さん原作の漫画です。2006年にアニメ化して第2期まで放送されました。
ロアナプラという架空の国を舞台としたドンパチアニメです。
薬物当たり前、犯罪上等と登場人物達は折り紙つきの極悪人ばかり、言葉の使い回しが海外チックで、ど迫力の戦闘シーンなどアンダーグラウンドな世界観が魅力の1つです。
またそうした話なのでとにかく戦闘モノなのかと思いきやひとつひとつの台詞がとても哲学的で、読んでいて人生の糧になる、とても勉強になる作品でもあります。作者の広江礼威さんはとても勉強家な方で、登場人物達には多くの国の人間がいますがそれぞれの国では特有の宗教観、価値観をひとつひとつの台詞にお洒落にさり気なく描いています。
私が推したいのは兎にも角にも台詞のお洒落さです。日本人からはとても自然には出てこない、汚い言葉使いなのにシャレが聞いていて、皮肉を言う時のレパートリーが非常に多い。正にアンダーグラウンドの代表格といっても過言ではありません。
そして本作でもうひとつ注目して欲しいのは主人公の変化です。元々唯一まともなサラリーマンであったはずの主人公ロックが、犯罪都市ロアナプラで様々な事件に巻き込まれ葛藤していく内、こちらの予想のつかない方向に変化していきます。というよりも、本性がむき出しになっていく感じが描かれていてゾクッとさせられます。
アニメも漫画も最高におもしろいので是非観て読んでください。