薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

5hcocobabyのレビュー・評価・感想

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薬屋のひとりごと
8

万人受けしそうな作品!

”小説家になろう”というサイトから漫画になっている作品です。
漫画になるだけあってものすごく面白い。
二つの漫画アプリでそれぞれ別の人が作画を担当されているみたいなので、同じ場面でも描き方の違いを見るのも面白いです。小説版を読んでから漫画でも、その逆でもどちらでも、どれでも楽しめる作品だと思います。
中国の後宮を舞台に描かれている作品は今まで何作も見たことがありますが、この作品は薬屋という新しい観点で物語が進んでいきます。なので、少し理系的というか、論理的に物事は主人公によって解決されていきますが、舞台が後宮であるため、それぞれの登場人物の思惑だったり、考えだったりという文系のような面もあるので万人受けしやすいのではないかという印象を受けました。作中の登場人物の性格などが、ぶれることがないのも魅力の一つですね。ただ当たり前なことですが、物語が進むにつれてかなり登場人物が多くなってきます。加えて中国のお話なので名前がなかなか覚えられない。主人公が人の名前をあまり覚えないというキャラに加えて同じ人物を違う呼び方で呼ぶことも多々あるので記憶力が悪い私にはそこだけ少し大変ですね。漫画版では問題ないでしょうが…。
あとは作者様たちの描き方がすごく上手なので、続きがどんどん読みたくなります。
ぜひいろんな人に読んでほしいです