歌が素晴らしい
潰れかけの劇場のオーナーのコアラが、劇場立て直しのためにミュージシャンオーディションを開催するという話です。
オーディションに参加する動物たちは、個性的な人たちで面白いです。
いかついゴリラだけど歌は繊細とか、子沢山の豚さんとか、シャイなゾウさんとか、性格も面白いし、歌う歌のジャンルもいろいろなので聞いていて飽きません。
日本語版も歌の上手い歌手とかも参加しているし、見劣りしません。
それにBGMとして流れる歌も素晴らしいです。
話としては、オーナーが銀行に対して、無責任すぎるとか、子沢山の豚さんが舞台に出るために、結局自分で子育てロボとか作ってて、「おいおい、女は仕事するためには、家事もきちんとしなきゃいけないのか」と嫌な思いをするとか、ちょっと気になるところはあります。
でも、コアラが全部無くした後、友達と洗車をするところとか、意にそぐわない仕事でも楽しくしようとしていたり、友達が支えてくれたりしていて良い話だし、なかなか良いです。
それにやっぱり舞台ものは劇中劇が一番大事だと思います。
その点、本作は最後にみんなで披露する舞台が素晴らしいので、それだけで満点だと思います。
歌が好きな人は絶対、楽しめると思います。