ありのままの歌の解釈
ありのままの曲が映画上映前から話題だった作品で見たかった作品です。日本語版だと、結構前向きな歌のように聞こえますが、話の中で聞くと、なぜか物を凍らせる力があり、それを隠さず一人で生きていかなきゃいけないというとても悲しい歌でした。松たか子の声が素晴らしく泣いてしまいました。これまでのディズニーと違い、王子様が必ずしも必要ないという感じの話で新しいなと思いました。恋愛だけではない、姉妹愛や、友達のような関係性の男とか、いろんな意味での愛の物語でした。自分の能力のせいで一人引きこもって生きるしかなかったエルサは、かわいそうだし、それでも強く生きようとしたところも、最後、心が溶けていくところも素敵だと思いましたし、アナも昔のことは記憶を消されていて、あまり覚えてないかもしれないのに姉のことを好きでいたとてもいい子だし、王子とのこともあの年頃の女の子らしくて好きです。あと、いいキャラなのは、雪だるまのオラフです。なんか間抜けな感じで、溶けちゃうのに夏に憧れていたり、アナたちにちょこちょこついていくところが可愛いです。わかってるのかたまたまなのか、時々ハッとさせることを言うところもいいなあと思います。この映画は流行り、みんながありのままのーと歌っているイメージですが、流行る理由がよくわかります。とても面白いのでオススメです。