十字架のろくにん

十字架のろくにん

『十字架のろくにん』とは2020年より中武士竜が『別冊少年マガジン』、「マガジンポケット」で連載しているサスペンス漫画である。小学生時代に同級生5人からいじめを受けていた主人公・漆間俊。5人により両親を殺害された俊は、殺しのプロである祖父との訓練により不屈の精神と強靭な肉体を手に入れる。4年後、高校生となった俊は5人への復讐を開始する。復讐を協力する者がいる一方で止めようとする者もいる、そんな中で葛藤し復讐に無関係な者までを巻き込んでいくストーリーは広い読者層から厚い支持を受ける。

parurin9のレビュー・評価・感想

十字架のろくにん
7

好みがわかれる作品です

始まりから重い内容だけれど、読み進めていくと復讐をどうやって遂げていくのか気になります。
突然いじめられ、両親は事故死(事故死に見える他殺)、弟は寝たきりと絶望しかないそんな世界で復讐を誓う主人公。そして元軍人の祖父の元に身を置き、人の殺し方などを学んだ主人公は4年の歳月を経て高校生になり復讐の決行を決意する。元軍人の祖父からいったい何を学び、どういう心境で生きてきたのか、この後の復讐により明らかになっていきます。
こんないじめが身近でも起こりうるから恐ろしく、他人事ではないと感じました。
読んでいると胸が押しつぶされそうな気持ちだったり、スカッとする気持ちだったりでドキドキハラハラします。
そして5人の敵(いじめっ子)は誰も改心してないクズでした。キャラそれぞれのゲスさも見どころです。
タイトルが「十字架のろくにん」ってゆうのも、5人のいじめっことあと1人は誰を指しているのかこの後の展開に期待です。
好みは分かれるかもしれませんが、流血やグロシーン、胸糞悪い系が好きな方にはオススメです。
本編終わってからの四コマが面白くて笑いました。
祖父が可愛くってきっと好きになりますよ。
この後の展開で主人公家族が幸せになればいいなと願います。