プレーヤーの心を盗む
アトラスのペルソナシリーズから満を持して登場したペルソナ5。
アトラスのゲームの中でも特にストーリーを重視しているこのシリーズの中で、今回は怪盗というスタイルで物語が作られています。
物語は主人公が無実の罪で前科を持ってしまい、保護観察の期間をとある喫茶店に引き取られるところから話は始まります。行くところ行くところで冷たい扱いをされてしまい、一度貼られたレッテルがいかに厳しいものかを感じます。
そんな状態の中、編入した学校でとある事件に巻き込まれていくうちに自分には特殊な力があることに気づき、その力を利用して怪盗になり、集まった仲間と怪盗団を結成します。
主人公の元に集まった仲間もそれぞれ違う形であれ、自分たちに貼られたレッテルに苦しめられながらも主人公やその仲間と接することで、自分と向き合うことができ、自分の正義を見つけていきます。
その自分たちが信じてきた正義を怪盗団として貫いていくことで、世の中を良くしようと活躍していきます。
私がこの作品の中で、もっとも注目して欲しいところは衝撃のラストとストーリーを通して登場人物のそれぞれが感じる思いです。
高校生という大人と子供の境目にいる彼らが、自分に貼られたレッテルと戦いながらそれぞれの道を進んでいきます。
時には間違いも起こしてしまいますが、その経験で自分たちの得られた新たな気づきを胸に怪盗の道を突き進みます。
物語を進めながら彼らとともに自分自身も初心に帰っていけるようなそんな作品になっていると感じます。
何度も予想を裏切られる展開に最後のどんでん返しは、特にほかのペルソナシリーズをプレイされた方には特に衝撃的です。
アニメが大好きで、がっつりRPGをやりたい方には是非オススメです。