いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』(原題:Smetto quando voglio: Masterclass)とは、2017年のイタリアのコメディ映画である。シドニー・シビリアが監督を務め、エドアルド・レオやグレタ・スカラーノらが出演した。イタリアの社会派コメディ『いつだってやめられる』シリーズの第2作であり、前作『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』のヒットを受けて制作された続編2部作の前編にあたる。
ストーリーは、予算削減により大学を追われ合法ドラッグの製造・販売で収監されていた神経生物学者のピエトロ・ズィンニが、その経歴に目をつけたコレッティ警部から犯罪歴の抹消と引き換えに合法ドラッグの撲滅を持ちかけられるところから始まる。新たなメンバー3人を加えて10人となったグループは次々とミッションをこなすが、コレッティ警部が契約を一方的に破棄したことで、謎の巨大な薬物「SOPOX」の撲滅へと挑むことになる。しかし、フリージャーナリストの記事をきっかけに警察との関係が問題視され、ピエトロらは警察に裏切られてSOPOXの製造・販売の濡れ衣を着せられ逮捕・収監されてしまう。その後、ピエトロはSOPOXの名前から謎の敵が神経ガスによるテロを計画していることに気づく。
映画祭での評価としては、第63回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で続編とともにプロデューサー賞にノミネートされたほか、第72回ナストロ・ダルジェント賞においても主演女優賞、美術賞、衣裳賞の3部門でノミネートされるなど注目を集めた。

3uGerqwurobosのレビュー・評価・感想

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち
8

教授たちの逆転劇?

「ペンは剣よりも強し」

3部作のイタリアンコメディ映画の2部作目。

「教授」という一見、世間からしたら成功例な職業の裏には、お金や政治が色濃く関わっている。そして、どんなに優秀であっても、素晴らしい研究をしていても、それの凄さがわかってもらえず、認めてもらえなければ、研究費は愚か、職を失ってしまう。

1部では、主人公は、上記のごとく、職を失ってしまい、そんな切羽詰まった状況で、運良く(?)悪く(?)合法ドラッグに出会い、持ち前の頭脳と教授時代の人脈を生かし、ギリギリ合法で、めちゃくちゃ最高なドラッグを生み出した。ドラッグを売ることで、一攫千金し、夢のような生活を送れるようになった教授たちだが、仲間が起こした事故がきっかけで、逮捕されてしまう。

2部作目では、1部のオチから始まるが、見進めていくと、1部のオチを勘違いしていたことに気づく。そこがこの映画の面白いところの1つ。1部でギュッとなっていた時系列を遡り、物語が展開されていく。あのシーンのアレはここに繋がってたのねと後から納得。

2部作目では、逮捕されてからの逆転劇が見れるかと思いきや…。オチが少し胸クソであるため、3部作目での、改めての逆転劇を期待するしかない。

1部と同様に、せっかくの頭脳をくだらないことに使っているように見えて、ちゃっかり社会貢献をしているところが笑える。だからこそ、オチが…と思うが、そこは3部作目に期待。

1つ1つの会話も面白く、テンポよく進んでいき、映画の尺もそこまで長くないので、気軽にクスッと笑いたい時にお勧めできる映画である。3部まとめて借りて一気に見るべき。