記憶にございません!

記憶にございません!

『記憶にございません!』とは、2019年に公開された日本映画。舞台演出を経て、日本を代表するコメディ映画監督となった三谷幸喜の長編映画第8作目。史上最低の支持率を記録する、身勝手で横暴な総理大臣・黒田啓介は市民の投石が頭に命中し、記憶を失くしてしまう。首相の記憶喪失で引き起こされる、周囲の官僚、家族、そして日本国全体を巻き込んだドタバタ喜劇となっている。中井貴一や石田ゆり子など、実力派俳優陣のコミカルな演技に注目。

mili-mili25250のレビュー・評価・感想

記憶にございません!
6

出オチ感がちょっと

三谷監督のドタバタコメディです。記憶にございませんと言いまくっていた総理大臣が、本当に記憶をなくしてしま雨という話です。総理大臣役は中井貴一さんでした。記憶をなくす前の中井貴一さんは私利私欲に走る官房長官にそそのかされ、悪いことばっかするダメなやつで凄い嫌われているという役だったのですが、確かに悪いやつなんですが、どこか間抜けな感じもして、元は悪い奴じゃなかったんじゃ感はありました。それはやっぱり中井貴一さんの人柄かな。演技が上手いからでしょうか。そして、記憶をなくしてからは、記憶にないことで嫌われてなんか哀れですごく中井さんにあってる役でした。なかなか、面白い作品なのですが、ちょっとなあと思うところもあって、出オチの人物とかもいて、それはどうなの?と思いました。そんなところで笑いを取らなくても他で笑いが取れてるのに、なんか安っぽい映画に見えます。三谷さんはそんな人ではないと思うのに、ステキな金縛りぐらいから、ちよっと出オチ演出が増えた気がします。気をつけてほしいです。でも、今回は悪徳野郎が改心するという筋がわかりやすいし、政治のことを知らなかったと、政治家が認めるところは感動するので、いい話だと思いました。