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出オチ感がちょっと
三谷監督のドタバタコメディです。記憶にございませんと言いまくっていた総理大臣が、本当に記憶をなくしてしま雨という話です。総理大臣役は中井貴一さんでした。記憶をなくす前の中井貴一さんは私利私欲に走る官房長官にそそのかされ、悪いことばっかするダメなやつで凄い嫌われているという役だったのですが、確かに悪いやつなんですが、どこか間抜けな感じもして、元は悪い奴じゃなかったんじゃ感はありました。それはやっぱり中井貴一さんの人柄かな。演技が上手いからでしょうか。そして、記憶をなくしてからは、記憶にないことで嫌われてなんか哀れですごく中井さんにあってる役でした。なかなか、面白い作品なのですが、ちょっとなあと思うところもあって、出オチの人物とかもいて、それはどうなの?と思いました。そんなところで笑いを取らなくても他で笑いが取れてるのに、なんか安っぽい映画に見えます。三谷さんはそんな人ではないと思うのに、ステキな金縛りぐらいから、ちよっと出オチ演出が増えた気がします。気をつけてほしいです。でも、今回は悪徳野郎が改心するという筋がわかりやすいし、政治のことを知らなかったと、政治家が認めるところは感動するので、いい話だと思いました。