ニンジャバットマン

ニンジャバットマン

『ニンジャバットマン』(英:Batman Ninja)とは、DCコミックスの人気キャラクターであるバットマンを原作とし、水崎淳平が監督を務めた2018年6月15日公開の劇場アニメーション作品である。2025年3月には続編となる『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』が配信開始されるなど、国内外で展開されている。
物語は、ゴッサムシティのアーカム・アサイラムにて、宿敵ジョーカーをはじめとするヴィランたちが集結する中で始まる。ゴリラ・グロッドが開発した謎の時空震エンジンの実験によって、バットマンことブルース・ウェインやアーカム・アサイラムにいたヴィランたち、さらにはキャットウーマンや執事のアルフレッドらが戦国時代の日本へとタイムスリップしてしまう。ブルースが到着した時間より2年前の日本に飛ばされたヴィランたちは、それぞれが戦国大名に成り代わって諸国を支配し、なかでもジョーカーの一派が最大の勢力を築いていた。
現代へ帰還するため、全てのヴィランを捕らえて時空震エンジンを確保することを決意したブルースは、飛騨を根城とするニンジャ集団「コウモリ衆」と合流し、彼らからお頭と仰がれる。ナイトウィングやレッドロビン、ロビンらバットファミリーとも合流したブルースは、巨大な城に変形するヴィランたちとの壮絶な戦いに身を投じていく。物語の中では、記憶を失って農家として暮らすジョーカーたちとの遭遇や、ゴリラ・グロッドの裏切り、さらにはすべての城が合体した超巨大ロボ「超絶天魔王キングジョーカー」の登場など、予測不能な展開が繰り広げられる。最後は、コウモリ衆から学んだ忍術を駆使したブルースとバットファミリーの奮闘によりジョーカーたちを打ち破り、時空震エンジンを起動させて無事に現代のゴッサムシティへと帰還を果たす。
日本の歴史や戦国時代の世界観とアメコミのヒーロー像を大胆に融合させた独自の世界観が特徴であり、キャラクターデザインを岡崎能士、脚本を中島かずきが手掛けたことでも話題となった。公開後はその独創的な映像表現やアクションが高く評価され、メディアミックスとして久正人によるコミカライズ版も連載され、第51回星雲賞コミック部門を受賞するなど多方面で高い支持を獲得している。

pockam2のレビュー・評価・感想

ニンジャバットマン
5

アニメ映画感想

2018年6月に公開されたDCコミックスの代表作・バットマンを題材にした日本のアニメ映画で、バットマンとバットマンの宿敵たちがなんと戦国時代の日本にタイムスリップし、そこでヴィラン達が戦国大名になって覇権をかけて争う状況になり、バットマンと仲間達は歴史改変を食い止めるため、宿敵ジョーカーを始めとする大名になったヴィラン達に挑むというかなり奇想天外なストーリーになっていて(笑)、これも脚本を端とした中島かずき氏の持ち味といえます。
この戦国時代にバットマンとヴィラン達がタイムスリップしたという設定だけでもすごいのですが、ストーリーが進行するに従って、ヴィラン達がはびこる居城が巨大ロボットに変形したり(笑)、最終的に戦隊シリーズのように城ロボット同士が合体したり(笑)、猿を操る笛を使って集めた猿達を合体させて巨大にしたり(笑)、さらにそこに無数の蝙蝠たちを合わせて巨大なバットマン(しかも初期のデザイン)にしたりと奇想天外ぶりが段々エスカレートしていく流れが壮絶でした(笑)。
前述の奇想天外ぶりが印象的な本作ですが、戦国時代という未知の世界で従来の戦い方ができずに葛藤するバットマンの姿はらしさが出ていましたし、今回ジョーカー役を担当した高木渉氏もはまり役になっていました。