異色のマーベルヒーロー
ドクターストレンジという映画はベネディクトカンバーバッチさん主演のものです。時間と制作費がふんだんにかけて作られた贅沢感があります。アクションの表現が細部までこだわりがあり、見ているほうがはらはらして緊張感がありました。ロケ地もさまざまなところで行われており、世界のいろいろな場所が登場しますので、旅行が好きな方は元ネタがわかるのでそういった見方もできると思います。マーベル作品は全部見ないといけないような先入観がありますが、この作品単体で見てもストーリーが構成されていますので、より具体的なマーベルの世界を知りたいと思わされるようなつくりになっているなと思います。そこはうまく誘導ができていると思いました。
主演はベネディクトカンバーバッチさんで、もともと味のある俳優さんだと思っていました。今回の役柄を演じる中ですごいと思ったのは、テンションの上がったり下がったりの表現の仕方でした。あまりテンションが変わらない気質を演じている部分はあるのですが、その中でもテンションが上がっているときオペをしているときや戦闘など自分が能動的に興味を持ってやっているときはなんだかテンションが高いのです。冷静な中での表現なのでそこは大変だったかと思いますが、そういう部分も面白かったです。