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猫があまり出てこない
心の穴ぼこを埋めるための猫を貸し出すという仕事をしている女性の話です。なんだか、似たような話が続き、平坦で面白くありませんでした。
猫を貸すという話が4つでてくるのですが、少なくとも、1つ目のエピソードと2つ目のエピソードは同じすぎるので、両方をきちんと描く必要はないと思います。
それくらい素人の私でもわかるのに何を考えてるんだ、この監督。と思いました。それに話の内容も、猫のことをよく知ってる人が作ってるとは思えないものでした。
たとえば、猫アレルギーの家族がいるのに、猫を飼うという結論にするとか、レンタネコとレンタカー屋をいっしょくたにしているところとか、ちょっとおかしいなと思いました。
あと、これが致命的だとおもうのですが、レンタネコなのに、猫の可愛らしい映像がなさすぎるということです。もちろん、時々猫の映像は流れます。
でも、ただ猫が歩いてるとか寝転んでいるとかそれだけの映像で、かわいらしくありません。
これなら、動画サイトとかに投稿されているペットの映像の方がよっぽど愛くるしいです。
結局、監督はレンタネコという変わった職業をしている個性的な女性をかきたかっただけで、猫についてなんの思い入れもないのだとわかりました。別に貸し出すものが犬でも石でも、椅子でもよかったのです。
レンタネコという題材を選んだ以上、猫好きの人がみにくるということを念頭においてほしかったです。