王道ではないサッカー漫画!!
サッカーとは11人のチームメイトとともに協力し、相手から1点でも多くのゴールを奪い勝利するというスポーツである。しかし、ブルーロックという漫画はそんな読者の価値観を完全に覆すようなストーリーになっている。日本をワールドカップで優勝させるという夢を持つ日本フットボール連合の帝襟アンリと、その夢を叶えるために雇われた絵心甚八の二人で日本に欠けている絶対的エースストライカーの育成を目指す。そのために日本全国から18歳以下の有望なフォワード300人を集め、ブルーロックというサッカーのためだけに造られた施設でしのぎを削らせ、その中から一人の最強の絶対的エースストライカーを産み出すという計画を実行する。しかしその計画は、選手それぞれにサバイバルをさせ、負けた選手から脱落していくというものであった。さらに、脱落し負けた選手は一生日本代表には選出されないという残酷なものであった。自分以外の299人すべてが敵である。計画の中の1つの11人対11人のチーム戦では、味方の選手より多くの点を決めるか相手チームに勝てなければ脱落するというものであった。そんな環境で行われるサッカーは、多くの選手が見方にはパスを出さず、自分がゴールを決めることしか考えていない、サッカーと呼ぶには程遠い空間となっていた。そんな中主人公の潔与一は地味ながらもチームメイトの信頼を勝ち取り上手く協力し、勝利につなげた。そんな潔与一を中心に絶対的エースストライカーをめざし戦い競い合うストーリーとなっている。