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歌がいい
ウィリー・ウォンカのチョコレート工場に子供達が招かれる話です。そのチョコレート工場は不気味でカラフルですごく不思議な空間でした。チョコレートの川とか、新製品開発部屋とか子どもが妄想するような場所でいいです。ウィリー・ウォンカ自体、変な人です。髪はおかっぱだし、顔はかっこいいのかよくわからないし、偉そうでいて、なんかメモを見てしゃべったりと照れ屋、おどおど感があったり、、、。すごくティム・バートンぽいなと思いました。ティムっぽいといえば、ところどころで流れる歌がとてもティムっぽいです。うまいし、ダンスも揃っていて、見入ってしまいます。その歌詞は、毒が入っていて、よくよく聞くとおもしろいです。歌の曲調もそれぞれ違って、凝ってるなと思いました。出てくる子供たちも癖があって、子どもの嫌なところを全面に出したという感じです。でも、そんなお仕置きされるほどでもないかもと思いました。悪いのは親だろうと思います。一応、親子関係もこの映画のテーマなのだと思います。ウィリー・ウォンカがチョコレート一筋になったのも、父親との関係がうまくいかなくて、意固地になったぶぶんもあるのだと思いました。面白くて毒だらけだけど、親子関係の修復も描いていていい作品だと思います。