THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

90年代半ばからスマッシュヒットを飛ばし、人気絶頂の2001年に活動休止、後に解散したロックバンド、「THE YELLOW MONKEY」。
2016年、ファン待望の再結成を行い、全国20か所をツアーで回った。
再結成後にはシングル『砂の塔』をリリースし、2016年年末の紅白歌合戦に初出場が決まった。

圭之介のレビュー・評価・感想

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー
8

シックでオシャレなアラフィフバンド。

平均身長180センチ、音楽番組で他の出演者と並ぶと全員が頭一つデカイ。喋ると親しみやすいのがまたズルい。
1988年結成。妖艶で怪しげなインディーズ期を経て、1992年メジャーデビュー。
当初はポップな売れ線を狙うも、そんな現状に反発するように怪作「JAM」を生み出しヒット。
その後は独自のロックを追及し始め、後にボーカルの吉井和哉が最高傑作と称する6枚目のアルバム「SICKS」をリリース。バンドとしての黄金期を迎える。
その翌年から、全国113ヶ所を巡る「PUNCH DRUNKARD TOUR」を開始。あらゆる面で文字通り打たれまくる。
ツアー終了後、主に吉井がバンドのこれからに苦悶。話し合いを重ねるも、休止~解散に至ってしまう。しかし、12年の時を経て再結成。
ああでもない、こうでもないと曲をリリースしてきた経歴から、アルバムごとに雰囲気がころころ変わる。
しかし、どのアルバムにも、どの曲にも、THE YELLOW MONKEYという同じ血が通っているように感じる。
どんな路線を狙っても、結局どこか気だるげでだらしない。作詞・作曲がほぼ1人なので当たり前かもしれないが、
それだけではなく、メンバー4人でしかできない事を奏でてきた証なのだろう。これからも応援している。