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ティム・バートン大好き
子どもたちが、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学する話です。児童書が原作ですが、監督がティム・バートンということで、とてと毒のあるいいさくひんにしあがっています。まず、工場の色合いがおかしい。おいしそうでありますが、派手です。大人が見ると、うわー、なにこれと思うし、子供が見るとお菓子の家みたいで行きたいと思えるような工場内部に仕上がってると思います。ティム・バートンっぽいなと思いました。そして、最初から人形が燃え出すという。ああ、ティム!ティム・バートンですなと思いました。その後も、子供たちはひどい目に遭うわ、歌やダンスを踊るのは可愛らしい人形とかではなく、同じ顔したおっさん風民族やわ、癖の強い作品です。でも、そこがよいという感じです。要所、要所におじさん?の歌う歌は、なかなか的を得た歌詞でおもしろいです。私はリスのところの歌が好きです。曲調は毎回違っててすごいなと思いました。ウォンカはジョニー・デップが演じているのですが、なんだかとても変です。かっこよさのかけらもありせん。もともも個性的な役者さんですが、個性爆発という感じです。見ていて、とてもおもしろいし、ティム・バートンらしさが味わえるので、彼の映画が好きな人は必見です。