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悪役がよい
リュック・ベッソン監督の、殺し屋と少女の恋の映画です。孤独な殺し屋をジャン・レノを、家族を麻薬取締官に殺された少女をナタリー・ポートマンが演じています。ナタリーはまだこどもですが、本当に可愛くて、なんかセクシーでもあって、素敵でした。大好きだった腹違いの弟のために1人、敵に立ち向かうところとか、でも怖くて泣き泣きのところとか、愛おしいところばっかりです。それに服もよくて、なんか変な模様のスパッツとか履いてるのですが、すごくおしゃれだなと思います。私も子どもなら真似したいファッションです。ジャン・レノはほんと静かで不器用で、孤独感漂ってます。1人、雨に唄えばを見てるところとか、ちょっと切なくなります。あと、この映画の最大の魅力は、悪役のゲイリー・オールドマンです。彼の演技には度肝を抜かれます。映画の中で彼の部下が、あの方は怖いぞみたいなことを言うのですが、ほんとにその通りで、怖すぎです。クスリ決めるとことか、めちゃ暴れてたのに、すっと冷めて、タバコ吸って、部下が麻薬を探すのを待つところとか、サイコパスです。彼の演技を見るために、レオンを見ていたといっても過言ではありません。オススメです。