捕手の重要性
野球と聞いて素人が真っ先に思い浮かべるポジションはビッチャー、バッターだと思います。
かく言う私もそうでした。
この漫画は投手である主人公、沢村栄純の成長物語ですが、キーマンは「御幸一也」という捕手だと言っても過言ではありません。
御幸一也と出会いバッテリーの重要性を知り、チームの中で成長する。
高校球児の熱いドラマが描かれています。
沢村のライバルである降谷暁は御幸一也を取材した記事が載っている雑誌を見て沢村と同じ高校に入学した剛腕投手です。
降谷もまた、御幸一也という捕手に出会い野球人生が一変した一人です。
actIIに入り御幸が3年、沢村と降谷が2年になりました。
御幸自身は正捕手だけだった肩書に主将と四番が追加され、重責を負います。
沢村と降谷のエース争いも激化しながら、お互いが御幸と一日でも長く野球をするため他校へと挑みます。
甲子園という舞台に立たない限り三年生の夏は短く、あっという間です。
正にこれぞ青春という、短く輝かしい時間を濃厚に描き、第一部ではまだ考えもしなかった『キーマン(御幸一也)の卒業』が目に見えてきて時の儚さを惜しみつつも謳歌する高校球児達は眩しく映る事間違いなしです。
果たして沢村達は甲子園に行くことができるのか、一日でも長く御幸一也とチームとして野球ができるのか。
これからも楽しみながらみていきたいと思います。