モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University

モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University

『モンスターズ・ユニバーシティ』は、2013年に公開された長編アニメーション映画である。2001年の『モンスターズ・インク』の前日譚にあたり、親友同士の主人公マイクとサリーが、どのように出会い、会社のエースとなったのかが描かれている。監督はダン・スキャロン。
映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、10点満点中平均6.8点を得るなど、高い評価を得ることができた。
ある失敗で怖がらせ学部から追い出されてしまった2人は、「クラブ対抗の怖がらせ大会に優勝したら、怖がらせ学部に復帰する」ことを学長と約束し、「ウーズマカッパ」という落ちこぼれクラブのメンバーと大会の優勝に向けて奔走する。エリート企業モンスターズインクのプロの怖がらせ屋に憧れる小柄で努力家なモンスターマイクと、エリート一家サリバン家のモンスターであり、生来持つ子供を怖がらせる才能に慢心しているサリーの出会いと交流が描かれる。

1tLyta_wのレビュー・評価・感想

モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University
10

マイクは怖くない。

「モンスターズ・インク」の名コンビの大学時代の話です。
マイクは怖くないのに、怖がらせ屋になりたいと思っていてという話でした。
すごい頑張り屋だし、他の人のプロデュース能力もあるけど、自身は怖くなくてという、人生ってうまくいかないなということを教えてくれるいい作品だと思いました。勉強がんばっても向き不向きがあるとか、そういう本当のことを描くところがさすがピクサーという感じです。だから、こどもだけでなく大人も楽しめるのだなと思いました。
いろいろあって憧れの会社に入れそうにない2人だけど、正規ではない道を通って、怖がらせ屋とその相棒にのし上がっていく展開は胸アツです。マイクもサリーも、「モンスターズ・インク」の時より若く、なんか生意気なところもありますが、心根は変わらなくて、ああ、また2人に会えたという感じです。彼ら以外にも「モンスターズ・インク」に出てきたキャラも出てきますし、「モンスターズ・インク」ファンにはうれしい映画でした。
でも前作を見ていなくてもわかる話ですし、こっちを見てから前作を見てもいいと思います。こちらにしか出てこない、マイクらの仲間たちも個性的でかわいいです。モブキャラもいろんなモンスターがいるので、何回見ても楽しめます。