喰霊 / 喰霊-零-

喰霊 / 喰霊-零-

『喰霊』(がれい)とは、瀬川はじめによる漫画作品、およびそれを原作として制作されたテレビアニメ『喰霊-零-』を含むメディアミックス作品である。原作漫画は『月刊少年エース』(角川書店)にて2005年12月号から2010年3月号まで連載された。単行本は本編全12巻のほか、外伝や読切版を含めて全14巻が刊行されている。少年少女が退魔術や格闘を駆使して悪霊や妖怪と戦う「ノンストップ放課後退魔アクション」を掲げたホラーアクション漫画である。
物語は、霊が視えること以外はごく普通の男子高校生である弐村剣輔(にむら けんすけ)が、巨大な霊獣を使役して悪霊を屠る少女・土宮神楽(つちみや かぐら)と出会ったことをきっかけに、超自然災害を極秘裏に対処する機密機関「対策室」へと巻き込まれ、激しい戦いに身を投じていく姿が描かれる。
テレビアニメ版は、『喰霊-零-』(がれいぜろ)のタイトルで2008年10月から12月まで独立UHF系列ほかにて全12話が放送された。監督をあおきえい、アニメーション制作をasread.およびAICスピリッツが担当した。本作は原作漫画の前日譚にあたるエピソードを軸に展開され、主要人物である土宮神楽と諫山黄泉の絆や悲劇的な運命を描いた重厚なストーリーや衝撃的な展開が大きな話題を呼んだ。原作の一部エピソードではアニメの設定が逆輸入されるなど、メディアミックスの枠を超えて高い評価と人気を獲得している。

BlindboyTu4のレビュー・評価・感想

喰霊 / 喰霊-零-
7

好みは分かれる除霊ギャグマンガ?!

小さいころから霊感が強くそのせいでいろいろと苦労をしてきた男子高生と、代々継がれてきた霊獣を身体に宿して除霊することを生業とした女子高生のお話です。
この漫画で一番面白いなと感じたところは、本来バトル漫画などのシリアスな展開ではあまり起こることのないギャグマンガのような展開が起きることだと思いました。
本来、心霊現象なんてものは自分たちの身に起きたとき、恐怖することはあれどそれを笑いに変える余裕はないはずなので、普段から霊と向き合って生きている彼らにとっては慣れたものなのだなと感心してしまいました。
今まで自分の感情を封印して除霊することに自分の全てをかけてきたヒロインが、この物語の主人公に恋をしていることを自覚したシーンでは思わずドキッとしてしまいました。
彼らが戦っていたのはいわゆる悪霊で、人の世に憎しみがはびこってるこの世界では最終的に根絶やしにすることはできなかったけれど、どういう気持ちで戦うのかの心情描写が見ていて面白かったです。
また、彼らは政府のなかでも限られた人しか知らない機関に所属、国家機密など、少年の心をわしづかみにするようなかっこいい設定もこの作品の魅力だと思います。