傷つけた人々へ。
まずは1st Album『十七歳の地図』を聴いてもらえれば、尾崎豊が自分に合うかどうかが解ると思います。というか彼のすべてがこの一枚に凝縮されていると言っても過言ではありません。
彼の音楽はとてつもないくらいにセンチメンタルです。あまりにピュアすぎて逆に聴いてしんどくなってしまう人もいると思います。なぜなら、人間の最も普遍的な核(コア)の部分を歌っているから。
歌っている姿を観ても楽しそうには見えない。自分の人生のバックボーンをただ歌っているだけに過ぎない。そんなのは音楽ではない。そんな風に言う大人も多くいます。結局、自分に入ってくる音楽を認めない。いつも聴ける音楽だとも思わない。
思春期特有の感情の普段は考えたりしない闇の部分を触発する、ある種の気持ち悪さを感じる人も少なくはないでしょう。
尾崎豊は自分のことを代弁して歌ってくれている。そう感じる人ばかりではありません。
それでもいまだにこれほど多くの人々が共感したり、強く支持したりしてCDが売れているのは彼のメッセージが時代や世代に関係なく浸透しているということを物語っていることを示しています。自由っていったい何なのだろう!?
真実の愛とは!?尾崎豊は今も語り続けています。