『山崎まさよし』という音楽について。
『セロリ』と『One more time,One more chance』の大ヒットで一躍有名になった印象のある山崎まさよしですが、それ以外にも素敵な名曲はいくつもあります。
彼のルーツであるブルースを聴きたいのであれば、まずは『Fat Mama』を聴いてみてほしい。
アルバム『Home』の一曲目に収録されていますが、ワンナイトスタンドツアーのライブバージョンを是非聴いてもらいたいですね!最高にファンキーでとにかく格好いいです。
アコースティックギター(Gibson J-45)で弾くカッティングを初めて見た時は驚きのあまり鳥肌が立ちました。
ギターで何度も練習していますが、いまだにちゃんと弾けません。
最近の山崎しか知らない人はビックリすると思います。
お薦め二曲目は『長男』です。この曲こそがまさにブルースの真骨頂で、ボトルネックという筒状の器具を左手の薬指にはめて弦の上をすべらしながら右手でストロークします。エリック・クラプトンもよくやっている独特の奏法です。曲の雰囲気とギターのきらびやかな音色に酔うと気持ちがいいです。
最後に三曲目は『ベンジャミン』を紹介します。この曲は先ほどの二曲とは全然違うバラードです。アルペジオでハンマリングやプリングなどの技術を使ってとても清々しい日常を淡々と歌っています。一番好きな歌詞にこんなのがあります。『猫が風にないベランダから過ぎてゆく冬を見てる、僕はこげたトーストかじって君のいる春を待つ』。