中華風ミステリー
とてもクールな猫猫が主人公の中華風ミステリー漫画です。少し昔の中華風なのですが、トリックは科学的な物も使われているので古臭い感じはありません。この漫画は小説のコミカライズで2種類出ていますが、ストーリーやミステリーを楽しみたい方には後宮謎解き手帳の方がおススメです。イラストを楽しみたい方は別作品をご覧ください。ただ、後宮謎解き手帳の方も十分イラストも綺麗ですよ。
恋愛要素はありますが、あまり進展はありません。恋愛要素も楽しみたい方には特に三巻以降がオススメです。少しだけ進展します。でも主人公の猫猫はとてもクールなのでこの先も進展は少ないかと思います。
三巻以降は恋愛要素以外にも話が進み今まで謎だった部分や、今まで出てきていたキャラクターたちを掘り下げて出生や生い立ちなどの新情報や新たな登場人物との関係性がわかってきます。猫猫の身内も遊郭の姉たちや薬屋としての師匠も養父しか出てきませんでしたが、本当の父や母が少しずつ明かされます。この父がなかなかに最低な人物で、猫猫の上司にあたる仁壬にも接触してきます。また、宦官とされていた仁壬の本当の立場も少しずつ見え始めるので三巻以降は読み出したら止まらないと思います。