薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

satoru4のレビュー・評価・感想

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薬屋のひとりごと
8

中華風ミステリー

とてもクールな猫猫が主人公の中華風ミステリー漫画です。少し昔の中華風なのですが、トリックは科学的な物も使われているので古臭い感じはありません。この漫画は小説のコミカライズで2種類出ていますが、ストーリーやミステリーを楽しみたい方には後宮謎解き手帳の方がおススメです。イラストを楽しみたい方は別作品をご覧ください。ただ、後宮謎解き手帳の方も十分イラストも綺麗ですよ。
恋愛要素はありますが、あまり進展はありません。恋愛要素も楽しみたい方には特に三巻以降がオススメです。少しだけ進展します。でも主人公の猫猫はとてもクールなのでこの先も進展は少ないかと思います。
三巻以降は恋愛要素以外にも話が進み今まで謎だった部分や、今まで出てきていたキャラクターたちを掘り下げて出生や生い立ちなどの新情報や新たな登場人物との関係性がわかってきます。猫猫の身内も遊郭の姉たちや薬屋としての師匠も養父しか出てきませんでしたが、本当の父や母が少しずつ明かされます。この父がなかなかに最低な人物で、猫猫の上司にあたる仁壬にも接触してきます。また、宦官とされていた仁壬の本当の立場も少しずつ見え始めるので三巻以降は読み出したら止まらないと思います。