夢膨らむマルチバースの世界!「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の魅力
公開以前、予告編が公開された時点で、出てくるキャラクターなどへの期待からかなりの話題を呼んでいた「公開以前、予告編が公開された時点で、出てくるキャラクターなどへの期待からかなりの話題を呼んでいた「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。
それもそのはず以前までの2シリーズ、サム・ライミが監督が務めた初代のトビー・マグワイア、「アメージング・スパイダーマン」シリーズでスパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドの出演が噂されたからである。前々からあったそういった噂を訊いた多くの人がおそらく初めに思うのは「そんなことってできるの?」という疑問だと思う。
だって、ひとつの映画にスパイダーマンが何人も出てきたら話はめちゃくちゃになってしまうし、観客は盛り上がるだろうけれど、ストーリーが破綻してしまうに違いない。そんな中、ちょっとばかり大袈裟に聞こえるかもしれないが映画史上初めて、そんな同じ役のキャストをカメオ出演ではなくその役として、再集合させかつストーリーを面白くした映画だと思う。
映画全編を観ると単調に思える部分もいくらかあるし、反対にラストは急すぎて少しうまく飲み込めない気もするのだけれど、でもそういった部分を引いてもしっかりとかなりのお釣りがくるぐらい「マルチバース」というキーワードをうまく使ってスパイダーマンを3人登場させてしまった魅力はすごい。
その魅力を楽しむためだけでも一見の価値ありの作品だ。