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男がバレエなんて、という時代に少年がバレエで夢を掴む話
2000年に公開された映画で、舞台は1984年のイギリスの炭鉱の町。
主人公の少年ビリーは炭鉱労働者の父親から、ボクシングを半ば強制的に習わされている。
男は強くたくましくあるべきという考えが普通であったためビリーは嫌々続けていたが、ある日バレエの練習に目が釘付けになり、次第にこっそりバレエを習うようになる。
なんと彼にはバレエの才能があったのだ。ビリーの父親や兄は炭鉱で働き、大人になったら炭鉱労働者になるという未来しかないという環境で、ビリーはバレエのプロを目指して町を出て行こうとする。
財政難から炭鉱を閉鎖する政府。それに対抗するためにストライキをするなど父親や兄の未来は暗い方向へと向かっていくが、最初は男がバレエなんてと思っていた彼らにもビリーの未来は明るくあってほしいと気持ちが変化していく。
彼らにはどんな未来が待っているのか。自分の努力と才能で夢を掴むビリーの姿は感動してしまう。
炭鉱労働者のストライキなど、当時のイギリスの時代背景はある程度、前持った知識がないとなかなか状況が掴めないため、そのあたりを調べてから見た方がより楽しめるかもしれない。
映画公開後、ミュージカル版も制作されているようなので、機会があれば見てみたいと思う。