考えさせられる
高校倫理の教師が「倫理」という授業を通じて生徒と向き合う漫画です。
ところどころ哲学者の言葉が出てきます。例えば「誰もが自分の視野の限界を、この世界の限界だと感じている」byセーレン・キルケゴール(間違ってたらすみません)など。それらの哲学者の言葉は、とても心にくるものがあります。高校倫理や哲学に興味がある人には特におすすめです。
登場する生徒は、犯罪や非行、問題児なども登場します。性表現や暴力シーンが苦手な人にはおすすめできません(まあ、大した描写ではないですが)。学校ものですね。はい。2021年6月の段階で6巻まで出ています。なお、最近気づいたのですが、表紙のカバーを外してみるとカバーイラストの撮影?をしているときの、高柳先生(この漫画の主人公)の撮影裏話?的なことの描写があります。(例)ふふ、つい笑ってしまいました など。
私自身、最近哲学や高校倫理に興味を持っており、「キルケゴール」、「ホモ・ファーベル(工作人)」などの高校倫理・哲学のキーワードが出てくるととても親しみを感じて、興奮してしまいます。大学は哲学科に進んだ学生に読ませたら、どんな反応するのか少し気になります。もしかしたら、もう少し突っ込んだ話が聞けるかも。と、考えてしまいます。