イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man

イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』とは、2008年にアメリカとイギリスで製作されたコメディ映画。何事に対しても「ノー」が口癖で人生に消極的な男カールが、ある日参加したセミナーで「どんなことに対しても”YES”と答えることで意味のある人生を送れる」と説かれる。「ノー」と答えると災が起こるという暗示をかけられたカールは、どんな場面でも「イエス」と言うようになる。それ以降人生が好転し始めたカールだったが、思わぬ出来事が待ち受けていたのだった。

saki2のレビュー・評価・感想

イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man
10

仕事で「NO」と言いたい私は、この映画に出会いました。

仕事で私は「NO」と言えません。世間一般で言う所のイエスマンです。
ですが、この映画で登場する主人公は仕事でもプライベートでも「NO」としか答えません。私はそんな主人公がとても気になって映画を見てみようと思いました。
この映画の主人公カール・アレンを演じるのはジム・キャリーです。ジム・キャリーと言えば、コミカルな演技がとても素敵ですね。
ところが、主人公のカールは最初とても暗い人間でした。離婚したことでふさぎ込み、それ以来仕事でもプライベートでも、とにかく断るようになっていました。そんな日常を送っていたカールにある日、ニックという知人が訪れて「イエスマンになって人生が変わった」と言って怪しげなセミナーの冊子を渡してきます。ひどい夢を見て将来が不安になっていたカールは軽い見学のつもりでセミナーに参加することにしました。
そしていよいよ参加する日となりカールは怪しげなセミナーに行きました。紆余曲折あり、カールはセミナー代表のテレンスというおじさんと1対1で話をすることになります。そして、そのテレンスというおじさんと2つ誓いを交わします。カールは乗り気ではないのですが、その場の大勢の参加者が集まるホールの雰囲気にのまれ誓いを交わすことになりました。その誓いとは「イエスと言えば人生のすべてが変わる」ことと「イエス以外の答えを言えば災いが起こる」の2つです。
なんとかその場を誓いを交わすことで乗り切ったのですが、外に出た直後ホームレスから車に乗せてくれと頼まれました。いつものカールなら当然断るのですが、まわりにはセミナー参加者がたくさんいました。その状態で断ることが出来なくて、カールは「イエス」と答えます。この最初の「イエス」からカールはどんどん「イエス」としか答えなくなり、カールの周りはどんどん変化していくという話です。
ここでは最初の方しか書きませんでしたが、この映画は最後、イエスマンと化したカールがどうなって行くのかというのが面白いところです。主人公のカールがイエスとしか言わないことで続々とトラブルやイベントが発生していきます。私は普段イエスマンで「NO」と言えるようになりたいと考えていました。この映画に出会ったことで、イエスかノーではなく自分の意見をしっかりと言えるようになりたいと考えるようになりました。このコメントを見てくださっている方で同じようにイエスマンを直したいと思っているのなら、この映画はおすすめです!
きっとあなたもこの映画から「何か」を感じ取れると思います。