セブン・シスターズ

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セブン・シスターズ
5

女優のノオミ・ラパスが1人7役を演じる

セブンシスターズはタイトル通り、7人の姉妹(正確には七つ子)を意味している。主演のノオミ・ラパスが七つ子役を合成で1人で演じていて、なかなか見所のある作品。映画はわりと残酷なストーリー。人口増加が社会現象となっている中、人口削減の為各家庭で一人の子供しか育てられないという決まりができる。子供が二人いる場合は、どちらかの子が政府に連行されてしまうという恐ろしい設定だが、海外では現実にありそうな内容。あまり現実離れしているストーリーじゃないのが余計に話に入り込めた。そんな社会で、七つ子として生まれた主人公たちは、1人の人間を7人で演じて生きていくのだが、割と早い段階で政府に見破られる。見破られてからは、どんどん人が死んでいく。R15指定されているだけあって死に方の描写は中々に残酷。最終日に七つ子のほとんどが政府に立ち向かい、死んでしまうのだが最後はハッピーエンド的な雰囲気で終わる。途中まではハラハラして面白かったが、最後を無理やりいい話で終わらせてしまっている感じが少し残念だった。ただ、ノオミ・ラパスの演じる7人役は、みんなそれぞれとても個性がでていて、ほんとに別人のように演じていたのがさすがだった。