PSYCHO-PASS / サイコパス

PSYCHO-PASS / サイコパス

『PSYCHO-PASS』(さいこぱす)とは、2012年からアニメの放送が開始した日本オリジナル作品。 第1期のアニメ放送で人気を博した『PSYCHO-PASS』は、第2期とつづき第3期が放送されている。 また、映画も4作品公開されるほどに人気のアニメ作品になっている。
舞台は人が犯罪を犯す可能性を犯罪係数として可視化できるようになった近未来。 ドミネーターと呼ばれる拳銃型機械を用いて警察が犯罪係数の高い人々を逮捕・排除する世の中で警察官である主人公の常守朱(つねもり あかね)と執行官の狡噛慎也(こうがみ しんや)や仲間たちが凶悪犯に立ち向かいながらも抱えた闇と戦っていく。管理社会のディストピアのなかでの犯罪者、刑事の物語が描かれており、特殊能力バトルではなく、互いの知能を駆使した「知恵比べ」が中心となる。
アニメの『PSYCHO-PASS』は、漫画の『監視官常守朱』というタイトルを元に作成されており、漫画は全部で6巻ある。 他にもアニメと付随した漫画も発売されている。

a6のレビュー・評価・感想

PSYCHO-PASS / サイコパス
10

今迄見た中で最も面白く、考えさせられる作品

今迄にないアニメであると断言出来る作品である。
世界観、脚本、キャラクター、音楽、演技、どれを取っても申し分のないアニメである。
アニメは子供ものというイメージを一見持ちやすいが、この作品は大人が見ても非常に楽しめる作品となっている。
ただ人によっては一度見ただけでは理解出来ないこともある。
一話見ると、次も、そして次もとどんどん視聴したくなる作品である。睡眠不足注意。

本作品の良い点は悪役にも魅力があり、槙島(悪役)に同情してしまう点である。
通常、悪役は視聴者から嫌われ、最後には正義に倒されるというパターンが存在するが本作はそう単純ではない。
槙島(悪役)の台詞を聞けば聞くほど、彼が住んでいる社会はどこかおかしく、息苦しい国になっている。
物事を深く考えることが好きな人にとっては槙島の言葉の重みを理解出来ると思う。

あまりネタバレをしたくないのでここでレビューを締めくくりたいと思う。
兎に角、人生に一回、この作品は全ての人に見てもらいたい。
世の中では君の名はといった中身のない映像だけが美しい作品が世の中に受けているが、この作品は違う。
本当はもっと評価されるべきだし、改めて本当に素晴らしい作品はこの世で評価を受けるときは限らないと感じた。