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ライブハウスの空気
ライブハウスのシーンが魅力的な映画でした。
アコースティックギター弾き語りのユニット「ハルレオ」と、ふたりを支えるローディーの3人でまわるラストツアーとその道中のストーリーです。
3人ともそれぞれ心に小さい影を抱えながら、一生懸命生きている姿を応援したくなりました。
ライブシーンが印象的で、観客や演者をアップで映すよりも、ライブハウスのフロアの中心や後方から、観客も映るようなカットが多く、自分もライブを見ているような気分でした。
自分自身、ライブハウスでライブを見ることが好きなので感じたのかもしれませんが、ホールとは異なるライブハウスならではの音の響き方や音の近さのようなものが表現されているのが、みどころであり、おすすめです。
二人の歌う曲は、秦基博、あいみょんが楽曲提供していて、曲自体もかなり良かったです。
秦さん、あいみょんさんの曲を、小松菜奈と門脇麦の声で聴けるのはかなり貴重だし、二人ともきれいな声で、楽曲も楽しめました。
ギターを弾いたり、タンバリンを叩く成田凌も色気があってかっこよかったです。
小松菜奈、門脇麦、成田凌、3人の演技がとても自然で、ファンの方はもちろん、そうでない方も見て損はないと思います。