音大生の頃を思い出しました。
ドラマでも放送された「のだめカンタービレ」は映画化もされており有名な作品の一つです。
普段漫画を見ない私が唯一ハマった漫画で、その訳は、作者がとても忠実に音大生の日常やプロの音楽家になるまでのプロセスをしっかりと関係者にヒアリングして作っていた事でした。
音大に通っていた私にとってはとても共感が持て青春を思い出す事のできる漫画でした。
話しの流れですが、主人公、野田恵(通称のだめ)は楽譜が読めず、自分の耳と才能だけで楽しく好き勝手にピアノを弾く大学生でしたが、千秋真一(通称千秋先輩)や他の才能あふれる音大生、音楽家と出会う事で、音楽の楽しさに触れ、自らコンクールに出るまでに成長し、千秋先輩とフランス留学、有名な音楽大学へ進学し、最後にはプロのピアニストへと成長していく内容となっております。
漫画の内容としては、最後はハッピーエンドで終わりますが、とてつもない努力とそれを補える才能がのだめにはあってそれを見抜いた人たちが彼女を支えたおかげで成功へ導くことができた事は、実際の音楽の世界でもよくある事で作中にも出てくる言葉ですが、「成功する人間は才能だけでなく出会う人が重要になる」と言うように、この音楽の世界では、人を引き付ける才能がとても大切という事をこの漫画は教えてくれました。