久保さんは僕を許さない

久保さんは僕を許さない

『久保さんは僕を許さない』は、雪森寧々による漫画作品。集英社の連載権争奪企画、シンマンGP2019にて連載権を獲得し、『週刊ヤングジャンプ』誌上で2019年より連載がスタートした。「僕」には「モブ」とルビが振られている。主人公・白石純太はとにかく影が薄く、存在感ゼロ。そんな彼に興味津々なヒロイン・久保渚咲との甘酸っぱいやり取りが魅力の“ラブコメディ2歩手前の思春期スイートコメディ”。
2021年1月時点で単行本は7巻まで出ており、累計発行部数は100万部を突破するなど、注目を浴びている。

rie050519862のレビュー・評価・感想

久保さんは僕を許さない
9

キュンが止まらない 見えないモブの溢れる幸せ

久保さんは僕を許さないの魅力は主人公の「白石 純太(しらいし じゅんた)」とヒロイン「久保 渚咲(くぼ なぎさ)」とのやり取りである。
白石 純太はとても影が薄い。満員電車の中では人とぶつかって初めて認知されるし、授業中にも毎回先生に生存確認されるし、しまいには母親にもどこにいるか分からないと言われる程である。そんな彼に興味本位で話しかけた久保 渚咲ははじめ、多くの人と関わることで存在感を示していく成長ぶりが微笑ましい。
久保 渚咲はとてもピュアである。唯一はじめから白石 純太を簡単に見つけることが出来る人物である。最初は影が薄いと噂されてた白石 純太に興味本位で接していたが、もっと彼のことを知りたい!という思いが次第に強くなっていく。
そんな2人のやり取りであるが、普段は白石 純太が久保 渚咲に振り回されていることが微笑ましいと感じることもあるが、久保 渚咲のピュアで天然な性格から繰り出される可愛らしさや白石 純太の不意に見せる優しさから目が離せない。
そんな2人をはじめ、久保家、白石家の人たちや友人などの個性あふれるメンバーも加えた今後の展開も見ものである。そんな読み進めたくなる久保さんは僕を許さないをぜひ見てほしい。