マイ・ブルーベリー・ナイツ

マイ・ブルーベリー・ナイツ

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(My Blueberry Nights)とは、2007年に製作されたウォン・カーウァイ監督による映画である。第60回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映されたのち、日本では2008年3月22日より公開された。監督にとって初となる英語作品であり、失恋した主人公のエリザベスがカフェのオーナーであるジェレミーが焼くブルーベリーパイに癒やされたことをきっかけにアメリカ横断の旅に出り、旅先で様々な人々との出会いを通じて心境の変化を経験していく姿を描いたラブストーリーである。
グラミー賞受賞歌手であるノラ・ジョーンズが主演を務め、俳優デビューを果たしたほか、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズらが出演している。

6nponpon_jpのレビュー・評価・感想

マイ・ブルーベリー・ナイツ
10

全ての悩める女子に見て欲しい

恋人の心変わりで失恋した主人公エリザベスが、失恋の痛手を癒すために選んだのは、自分を変えることだった。

失恋したエリザベスを慰めるのはとあるカフェのオーナー、ジェレミー。ジェレミーとエリザベスはお互い惹かれていく…まではよくある恋愛映画。この映画の面白い所は、主人公エリザベスがジェレミーと付き合うという誘惑を振り切って「自分を変える」ための旅に出るというところ。今の自分のままでは駄目だと、ジェレミーに連絡先さえ告げずに旅に出るエリザベスの潔さにしびれる。失恋した後は、心が弱くなっているからこそ誘惑に乗りがちで、そんな自分を自覚して、自分を変えることを選択したエリザベスのカッコよさに同性ながら惚れそうになった。
アルコール中毒の中年警察官と、離婚した妻。ギャンブル大好きな親子。旅の中で少し変わった人々に出会う中でエリザベスは成長していく。その過程が本当に美しい。映像や、会話の間までが絶妙で、綺麗と言わざるを得ない。淡々と過ぎていくように見えて、紡がれる言葉たちにどれもハッとさせられる。失恋を乗り越えて成長したエリザベスの言葉や姿に勇気をもらった。果たして最後エリザベスはどう変わり、どんな選択をするのか。ジェレミーとの恋の行方は?失恋したばっかりの人、今幸せな恋をしている人にも見て貰いたい。見た後に清々しい余韻があることは間違いない作品。