ジャズに燃える若きサックスプレーヤーの熱い物語!!
最高にドキドキ、ワクワクさせてくれる漫画です。一冊読み終わるたびに次の巻が待ち遠しくなるのです。
舞台は仙台。バスケ部に所属している中学生・宮本大が本作の主人公です。友人に連れられて行ったジャズの演奏に心打たれ、大は一人テナーサックスの練習を始めます。世界一のジャズプレーヤーになることを夢見て。
夢へと向かう階段で大は数々の出会い、別れそして挫折、栄光をくぐり抜けていきます。初めて受けるブーイング、師匠との猛特訓、共に戦う仲間との出会い。その一つ一つのシーンが読者の胸に迫ってくるのです。なぜって登場人物の表情が皆、生き生きしているから!汗や涙をボロボロこぼしながらコマの中で弾ける喜怒哀楽に、心を奪われてしまいます。
生き生きしているのは表情だけではありません。作品中何度も繰り広げられる、演奏シーンの臨場感といったら!並大抵のものではありません!!もちろん漫画の中で演奏しているのですから音は聞こえてきません。それでも実際に読んでいると、まるで自分がその場にいて演奏を聞いているかのようなのです。背中をのけぞらし、口を噛み締め、仁王立ちで。必死に演奏するプレーヤー達に引き込まれてしまいます。
音楽が好きな人にはもちろん、興味が無い方にも自信を持ってオススメできる漫画です。巻数も十巻と読みやすいのではないでしょうか。ぜひぜひ!!読んでみてください!