バディミッション BOND

tomato1994h4のレビュー・評価・感想

バディミッション BOND
9

伏線の回収が気持ちいい

任天堂switchでプレイ出来るアドベンチャーゲームです。村田雄介さんがキャラクターデザインを手掛けており、ジャンプ漫画のようなパッケージですが、まさに王道の少年漫画のようなストーリーです。
各章ごとに情報収集をしながら謎解きのようにゲームを進めていきますが、癖のある4人の登場人物を使い分けながらゲームを進めていくので、同じステージをプレイしていても違った角度から物語を進められる面白さに感心しました。同じステージでもまた違う組み合わせでもう一度プレイしたいと思わせてくれます。
また、少年漫画だと言った感想にふさわしく、キャラクター同士の関係性や掛け合いを第三者目線で見ることができるのもこのゲームの面白さだと思います。序盤から繰り広げられる主人公達のやりとりも楽しいのですが、やりとりの最中に挟まれる意味深な過去の記憶に自分自身でこの二人に何があったのかなど、自然と想像しながらプレイ出来ます。
少しずつ明らかになっていく過去に興奮しながらストーリーを進めていくとその想像をさらに上回る事実が明かされ、さらに事実の明かし方が散々目にしてきたシーンを絡めての手法のため、伏線の回収の仕方が見事としか言いようがないです。
ゲームを選ぶ際にストーリー性を重視する方には特にお勧めしたい一本です。