名探偵モンク

名探偵モンク

『名探偵モンク』(めいたんていモンク、原題: Monk)は、強迫性障害を患う私立探偵エイドリアン・モンクを主人公としたアメリカのミステリー・コメディドラマのシリーズ作品。1話完結型連続ドラマとなっており、2002年7月12日から2009年12月4日にかけて全8シーズン全125回が放送された。本作はエミー賞の主演男優賞(コメディ部門)、メインタイトルテーマ音楽賞、ゲスト男優賞(コメディ部門)や、ゴールデングローブ賞の男優賞、全米映画俳優組合賞の男優賞(コメディ部門)など数々の賞を受賞した。

yamatakkuのレビュー・評価・感想

名探偵モンク
7

人生のバイブル化している

この物語の主人公・エイドリアン・モンクは、愛する妻を殺されて以来、「全般性不安障害」という精神病に悩まされている。「全般性不安障害」とは、例えば、水を飲めば細菌でお腹を壊すのではないかとか、握手をすれば雑菌で手が汚れるのではないか、などの過剰な反応をしてしまう症状である。妻を殺される前は普通だったかと言うと、別に普通ではない。曲がっていたり、よれていたりすると気になってしまうし、頭の中がごちゃごちゃしているのは大嫌いな、いわゆる「発達障害」に似ている性格だったのが、よき理解者である妻を失ったショックで、不安障害として現れたということなのである。
この境遇は、発達障害によっていじめられてたくさんのトラウマを抱え、社会不安障害になった私と酷似していた。彼の動きを私は真似したりした。また、私の好きな「探偵」ものであり、私の人生のバイブルとも言うべき作品となった。しかし、私のようなニッチに対応するという事は、一般向けでないことは明らかなので、すぐに破綻が生じ、ただの怖がりがビクビクしてたらいつの間にか事件が解決していたという、ただのドタバタギャグに変貌しているのは悲しい所だ。看護士も、シャローナとのほうが良かったなあ。