スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(Spider-Man: No Way Home)とは、アメリカで人気のマーベルコミック『スパイダーマン』をベースとした、2021年公開のスーパーヒーロー映画である。
本作のスパイダーマン映画は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)製作作品としては3作品目となる。
前作『スパーダーマン:ファー・フロム・ホーム』で倒した敵・ミステリオにより、正体をばらされ世間を騒がせることとなったピーター(スパイダーマン)。周りの人間を混乱に巻き込んでしまい追い詰められたピーターは、何とかこの事態を解決するため友人のドクター・ストレンジに助けを求める。ストレンジは人々からスパイダーマンの正体に関する記憶を消し去るという禁断の魔術を使うが、その魔術の失敗によって多次元宇宙の扉が開いてしまい、ニューヨークの街に様々なヴィランが押し寄せて、街の人々に危機が迫る。
シリーズの集大成とも言える壮大な物語が描かれる本作は、日本のみならず世界中で大ヒットを記録した。

rinrin1985c7のレビュー・評価・感想

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home
8

スパイディ好きな人にはぜひ見て欲しい!

昔からスパイダーマンが大好きでどのシリーズも何回も見て来ました。今回はトム・ホランド版3作品目になるわけですが、過去作含めまさに集大成といった内容で控えめに言って本当に最高でした。ピーター・パーカーといえば過去作でもそうですが悲劇のヒーローで何度も悲しい辛い経験をしています。そのたびに乗り越えて強くなっていくわけですが、今回も本当に辛くて切なくて何度も涙を流しました。ピーターは本当にイイヤツなんですよね。毎回感情移入しすぎてしまいます。

そして、予告等で別のユニバースから来てしまった別作品のヴィラン達が登場するのは知っていましたが、まさか!あの人たちも登場してくるとは……興奮で思わず「えっ?!」と声に出してしまったほどです。これには本当にビックリしました。それぞれ辛い思いをしていたり悩み苦しんでいたり……正体を隠している彼らにとって心の底から分かち会える仲間なんだろうな、と胸が熱くなりました。
「大いなる力には大いなる責任がともなう」。親愛なる隣人スパイダーボーイから立派なスパイダーマンへと成長していくピーター・パーカーをぜひいろいろな人に見てもらいたいです。最後も切なすぎるけどピーターの覚悟が表れていて、良い終わり方だったと思います。