映画 ビリギャル

映画 ビリギャル

『ビリギャル』とは、2015年に公開された映画である。原作は、塾講師の坪田信貴による実話にもとづいた小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の実写映画版。偏差値30のギャル・さやかが慶応義塾大学の現役合格を勝ち取るまでを描く。主人公のさやかを有村架純、さやかと伴奏する塾講師の坪田を伊藤淳史が演じる。興行収入は28億を超え、有村架純は本作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

dywbt45のレビュー・評価・感想

映画 ビリギャル
9

受験前に見たかった

主人公は、おそらく中高一貫の有名女子校に入学したものの、勉強しなくなったため、元々優秀だったのかなとは想像することができます。
中学入学から全く勉強しなくなり、オシャレと友達と遊ぶことに明け暮れて、気がつけば成績がビリになってしまいます。でも、高校三年生で猛勉強して挽回する過程がすごい。
この映画で最も重要なのが、塾講師の先生です。いろいろな問題児が通う塾で、それぞれの問題のある生徒のことをとことん考え、彼らにあったそれぞれのやり方を考案して、根気強く生徒と向き合います。ビリギャルは、最初はちょっと小馬鹿にしているけれど、最終的に先生についていき、真面目に勉強します。
途中、いつも連んでいた友人達がビリギャルの合格のために一歩引くシーンがあります。足を引っ張られるのでは?と思いながらドキドキしてみてましたが、女の熱い友情があり、胸に何か込み上げてくるものを感じました。
私はビリギャルではなくビリ生徒のまま卒業してしまいましたので、受験前にこの映画があれば、私も少しは変われたかもと思いました。受験前に、できれば、受験一年くらい前には見て欲しい素晴らしい作品です。