ラーヤと龍の王国

ラーヤと龍の王国

『ラーヤと龍の王国』(Raya and the Last Dragon)とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作を手がけ、2021年に公開されたアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション映画である。同社の長編アニメーション第59作目にあたり、監督にはドン・ホールとカルロス・ロペス・エストラーダが名を連ね、共同監督としてポール・ブリッグスとジョン・リパが参加した。
東南アジアの伝統文化から深いインスピレーションを得て制作された本作は、聖なる龍と人々が共存していた架空の地クマンドラを舞台としている。かつて魔物ドルーンの脅威によって平和が崩れ去った世界を救うため、龍の石を巡る争いで父を失った戦士の王女ラーヤが、伝説の最後の龍であるシスーを探し出し、散り散りになった石の欠片を集める壮大な旅を描いている。新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により、制作現場ではリモートワークが導入され、公開スケジュールも変更を余儀なくされた。劇場公開と同時にDisney+のプレミアアクセスによる配信も実施され、ストリーミング配信市場でも大きな注目を集めた。
公開後はその優れたアニメーション技術や美しい映像美、迫力あるアクションシーン、魅力的なキャラクターたちが高い評価を受け、第94回アカデミー賞や第79回ゴールデングローブ賞の長編アニメーション賞にノミネートされたほか、アニー賞をはじめとする数々の映画賞で部門賞を獲得するなど、国内外で高い評価と実績を残した作品となった。

koeshin3t7のレビュー・評価・感想

ラーヤと龍の王国
8

東南アジアを思わせる美しい映像に圧巻

この作品の1番の見どころはストーリーも素晴らしいですが、東南アジア諸国をモデルとした美しい街並みや森を見れることです。ディズニー映画ではヨーロッパ諸国がモデルとなることが多かったですが90年代からは中東や中国等様々な国がモデルになってきました。しかし東南アジアをモデルとした作品は無く、独特の世界観と映像美で魅了されました。
また、戦いで親がいなくなった子供や家族を失った男などそれぞれの持つ悲しみや問題などが現実世界の問題とリンクしているようで少し胸も苦しくなる作品です。
主人公も絶望の中にいましたが勇気を持って立ち上がり戦って成長していくというストーリーとしてはありきたりな展開でした。その中で様々な形の友情が芽生えること、悪者が善人になるというのはディズニーあるあるといってもいい展開ではないでしょうか。わかっている展開ではあるけども、やはり胸が温かくなり見てよかったなと思える作品でした。
龍という実在しない神秘的な存在ではあるものの、愛嬌のあるキャラクターでいい意味で常識を覆してくれたシスーもとても印象深かったです。
冒頭でも申し上げたとおり、私は今回この作品の映像の美しさと東南アジア諸国の文化を様々な場面に散りばめられていてそれを1本の映画で見れたことで東南アジアをグルっと旅行に行った感覚にさえなりました。旅行が好きな方、美しい映像が見たい方には大変おすすめしたい作品です。