推しが武道館いってくれたら死ぬ / 推し武道

推しが武道館いってくれたら死ぬ / 推し武道

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』とは、平尾アウリによる漫画作品で略称は「推し武道」。『月刊COMICリュウ』(徳間書店)にて、2015年8月号より連載を開始した。女性地下アイドルグループたちと、その彼女たちを応援するファン・アイドルオタクたちとの様子や生き様を軽やかに描いたコメディ作品。2017年には「このマンガがすごい!2017」オトコ編第12位、第3回「次にくるマンガ大賞」コミックス部門第11位にランクインした。アニメ化やドラマ化などのメディア展開もなされている。

hirankey-10006のレビュー・評価・感想

推しが武道館いってくれたら死ぬ / 推し武道
10

推しが生活の全て!全力推し活漫画!

『推し』とは大変素晴らしいものである。
平凡な生活。
ただ繰り返すだけの毎日に突如現れた一筋の光。ただ普通に暮らすより、『推し』がいるだけで毎日が楽しい。
『推し』が楽しそうだと嬉しいし、『推し』が可愛いと幸せ。
『推し』は世界を救うし、『推し』はただそこにいるだけで最高!
この漫画はそんな『推し』に対しての熱く!熱く!熱い!感情を一心に浴びられます。
アイドルグループChamjamに所属するサーモンピンク担当市井舞菜と、その舞菜を推すことに全てをかけるえりぴよの日常を描く、推し活漫画。
時に激しく、時に緩く。
絶妙なバランスを保ちつつ、すれ違いながらも着々と育まれていくアイドルとファンの関係性。
触れることは叶わないけれど、それでも結ばれていく信頼感は見ているこちらも思わずにっこりとしてしまいます。
アイドルたちにもそれぞれの生活があって、ファンたちにもそれぞれの生活がある。
たくさんの感情や事情、それらが絡み合い、アイドルも推しもこの作品の中では生き生きと輝いています。
2020年にアニメ化もされたこの作品。
『推し』がいる人も、そうでない人も。リアリティのあるアイドルとファンの物語を是非一度、触れてみてください。