プーと大人になった僕をアラサー女がひとりで見に行った感想
くまのプーさんはうちにBlu-rayがあるくらい好きで、先日映画館に観に行ってきました。
まず冒頭部分のクリストファーロビンとプーの掛け合いは、原作の続きと言っても過言ではありませんでした。学校に入ることになって、何もしないということが出来なくなるクリストファーロビンが、プーに自分の代わりに何もしないを続けて欲しいと話すシーンはアニメ映画ファンにとっても、そして働く大人達にとっても心に響く、そして涙が出てくるシーンだと思います(現に私の両サイドの社会人とおぼしき男の人たちがうるうるしてました)。場面は進み、大人になってくクリストファーロビン。クリストファーロビンは社会人となり、休日返上で会社のために家庭を顧みず働きます。まるで私たち大人がそうであるようにです。クリストファーロビンに自分を重ねて見てしまうほどの社畜っぷりでした。
それだけならただの辛い映画ですが、プーやピグレット、ティガー、イーヨーが仕事で荒んだ心を癒してくれます。プー達にとってクリストファーロビンは、あの少年の時のままのクリストファーロビンだからなのでしょう。リアルプーは毛並みもふさふさでCGの凄さを感じました。少年少女だった時のあの頃の自分を思い出して、昔遊んだおもちゃを引っ張り出したくなる、童心に帰れるような映画でした。はっきり言って仕事でくたびれて心荒んできた大人向けの映画です。