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テーマがリアルとリンクする漫画(プランダラ)
舞台は「アルシア」と呼ばれる土地で繰り広げられる物語で、アルシアに住む人々は生まれたときから「何か」をカウントしながら生きていく事を義務づけられた世界である。この世界では自信がカウントしている数字が0になると、地面から無数の不思議な手が出現し、「アビス」という世界に引きずりこまれる「アビス堕ち」という不思議な現象が存在する。
実はアビスと呼ばれる世界は、かつて核戦争による資源が尽きた地球で資源の確保と人口統制のために、見捨てられた世界であった事が発覚。
物語は、不毛な戦争の廃棄とアルシア、アビス双方に生きる人々の本当の意味での平和を勝ち取るために、主人公を含めた7人の撃墜王とその仲間たちが戦う考えさせられるアクション大作です。
現代の少子高齢化や環境問題にも類似される状況をテーマにするところにまずは驚愕ですが、主人公を含めた主要人物の過去のストーリーから皆が深い悲しみを背負って戦っている構図が、続編が気になる構成になっています。
ネタばれの可能性があるので、漫画の内容を深く説明する事ができませんが、「アクション・友情」が好きな方は間違いなく沼にハマる一作です。