真夜中の五分前

真夜中の五分前

『真夜中の五分前』とは、本多孝好の同名小説を原作とした、2014年公開の日本・中国合作映画である。監督は行定勲が務めた。上海を舞台に、一卵性双生児の姉妹と一人の日本人の青年が織りなすミステリアスな愛の物語を描いている。主演の三浦春馬が時計修理士のリョウを演じ、中国の人気俳優であるリウ・シーシーが瓜二つの双子の姉妹ルオランとルーメイを一人二役で演じ、チャン・シャオチュアンが共演した。
物語は、過去の恋人を亡くした心の傷を抱え、上海の時計店で働く日本人の青年リョウが、美しく謎めいた女性ルオランと出会うことから始まる。ルオランには、女優として華やかに生きる一卵性双生児の妹ルーメイがいた。幼い頃から周囲を欺いて入れ替わってきた二人の関係や、ルオランが密かに抱える妹の婚約者への複雑な恋心が物語の影を落としていく。リョウは亡くした恋人を偲び、世界の時間より常に五分遅れた時計を身につけており、その五分遅れの腕時計をルオランに贈る。しかし、姉妹で出かけた旅先で悲惨な自動車事故が発生し、ルオランが命を落としてしまう。
事故から一年後、生き残ったルーメイと結婚したはずの妹の婚約者ティエンルンが、目の前にいる妻が本当にルーメイなのか、それとも入れ替わったルオランなのか分からないとリョウに苦悩を打ち明ける。混乱の末にティエンルンは去り、ルーメイは事故の真相や姉妹の複雑な魂の共有について語り出す。姉妹が辿った旅の足跡を追い、ルオランが遺した五分遅れの腕時計と向き合う中で、物語は静けさと深い余韻を残していく。人間のアイデンティティや愛の不確実性を繊細な映像美で描き出したドラマ作品である。

tetsuta3のレビュー・評価・感想

真夜中の五分前
8

自分にとっての正解とは?

「真夜中の五分前」という、2014年公開の作品で、主演が三浦春馬さん、監督が「世界の中心で愛を叫ぶ」で有名な行定勲監督です。この作品は、一言でいうと、エンディングの解釈が難しいです。自分に取っての正解を考察する必要があるので、一緒に見た方と語り合えるのも面白いポイントではないでしょうか。
内容としては、上海で時計修理師として働く良(リョウ、役:三浦春馬)がプールで見かけたルオランに出会い、双子の妹であるルーメイへの婚約プレゼントを選んでほしいと頼まれたことをきっかけに仲を深め恋におちていくというもの。前半は美しい映像の中、ラブストーリーが展開されます。そして、ルオランとルーメイが旅行に出かけて、二人は海南事故にあってしまいます。
一人は生還したのですが、果たして生き残ったのはどちらなのか?という内容でして、後半になると、ガラッと雰囲気が代わりミステリアスパートに突入します。
特に最後のワンシーンの解釈は、難解でして、今までの伏線を経て、そこにたどり着きます。
私も、3回くらい見ましたが、どちらでもおかしくないようにも感じるし、伏線の捉え方によっては、正解が一つしかないようにも感じるです。答えは、監督の行定勲氏しか知らないようです。