9
ハイトーンボイスの魅力
4人組バンドとして活動している[ALEXANDROS]だが、大きな魅力の一つにハイトーンボイスがある。一般的な男性ボーカルの音域よりもかなり高い事で有名である。特にサビでのハイトーンボイスが特徴的な曲が多いように見受けられる。
ただ単に高い声を出しているからいいという訳ではなく、[ALEXANDROS]のボーカル、川上洋平の真価は気だるさをも感じさせる低音ボイスと何もかもを貫くような鋭くかつ透き通ったハイトーンボイスのギャップである。つまり音域が広いのである。
例を挙げると、「ワタリドリ」や、「run away」などは低音は男性ボーカルの一般的な最低音と同じか少し低いくらいなのだが、最高音は女性ボーカルの最高音にしても高いと感じるほどの曲である。
[ALEXANDROS]の圧倒的ストロングポイントは観客を飽きさせないライブである。彼らのライブではどの曲であっても多少のアレンジを加えたり、観客と一緒に合唱するといった参加型のものになっている。もちろん、メンバーの演奏も1級品である。
たくさんの曲がある中で全ての楽器がどこかしらのタイミングでソロパートを担当し、会場を沸かせる。また、演奏だけでなく、曲の雰囲気によって変わる照明などの演出も見どころである。